ドライウォールとプレハブ
北米の住宅の内装で、最も一般的なものはドライウォールです。ドライウォールの英単語はdrywallで、Microsoftのbookshelfで調べると
1 《米》プレハブ用のかわかした石膏板.
2 石だけを積み上げて作った低い石垣.
Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典 第3版 ゥ小学館 1980,1987,1998
と書いてありますが、これは明らかに間違いです。下の方の説明を読んでください。
またプレハブの意味も取り違えています。
日本でプレハブと聞くと、安い倉庫のような家を想像しますが、北米でのプレハブはまったく意味が違います。
プレハブと言うより、プレファブというのが正しいでしょう。語源は英語のPrefabricateから来ています。
prefabricate
…を前もって製造する[考えておく];〈家を〉プレハブ式で作る.
Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典 第3版 ゥ小学館 1980,1987,1998
つまり部品をある程度組んであるものを指します。ですから安いと言う意味もイメージもなく、ある程度組んであるために、個々の部品は高価になります。建築現場での施工時間を短縮する為の方策なのです。日本のプレハブとはまったく違いますね。
話がそれてしまったので、ドライウォールに戻します。
添付の写真は我が家の小屋裏をドライウォールで改装したときの、コンパウンド(パテと呼んだりするときもあります)を塗ったあと、サンドペーパーで仕上げた後の状態の写真です。写真の白い部分がコンパウンドを塗った部分です。
日本の一般的な住宅では通称ビニールクロスと呼んでいる壁紙を張っていますが、その場合はこんなにコンパウンドを使用しません。
ドライウォール仕上げの場合、平面に仕上げるには非常に多くのコンパウンドを使用します。平滑度が重要になるのです。ただし平面に仕上げない場合は、表面に模様を施したりするので平面に仕上げるよりは作業も簡単で、コンバウンドのサンディング(パーパーヤスリがけ)も減ります。
材料的にはコンパウンドは石膏のようなもので、その上に水性ペンキで仕上げるので、シックハウスで問題になるようなホルムアルデヒドを発生せず、健康的にも安全な壁と言えます。
通常、日本の一般的な内装の仕上げ方は、床にフローリングを貼ったあと壁の仕上げに入りますが、ドライウォールの場合、工程が変わって壁を先に仕上げそのあとに床の仕上げに移ります。壁の仕上げ時に、コンパウンドの粉が多量に発生するのが大きな理由です。
このドライウォール仕上げは、内装で最も北米的に見せる大きなポイントと思われます。













