貿易の為に必要な知識(1)
今までの作業が終わると海外との情報のやり取りが始まります。つまり貿易実務の始まりです。
<貿易実務>
海外より見積もりを取るためには、多少の知識が必要です。見積書に書かれている価格が何を示すかが売主(北米の輸出業者)と買主(私)で、同じ理解でなければなりません。この貿易に関連する制度を取り決めているのが「国際商業会議所」(ICC)です。このICCが決めている貿易用語をIncoterms(インコタームズ)といいます。Incotermsはどの時点での価格を示しているかを表現しています。
代表的なものは
EXW:「工場渡し条件」現地工場よりの出荷価格
この価格には工場から港までの運賃は含まれていません。会場運賃、保険が含まれていません。
FOB:「本船渡し条件」船に積むまでの料金が含まれた価格。通常は港名が後につきます。ポートランドでの出荷だとFOB PORTLANDといった具合です。この場合は、港までの運賃が含まれていますので、EXW+取引先国内運賃ということになります。会場運賃、保険が含まれていません。
CIF:「運賃保険料込み条件」日本の港につくまでの価格と保険が含まれたもの。通常到着する港名が入り、横浜港だとCIF YOKOHAMAといった具合になります。
C&F:インコタームズでは決めていませんが、CIFの価格より保険料を差し引いたもの。私が取引をする場合、示してもらう価格はこの価格になります。保険料は取引先にお願いしたり、日本の乙仲業者に依頼したり自由となりますので、この価格で提示してもらっています。保険はコンテナの到着場所までカバーするようにします。
乙仲業者の担当する仕事は、コンテナの引き取り、通関、日本国内配送の手配です。これら作業が私が長野県にいても依頼できるので、とても便利な業者であり、価格もリーズナブルと思っています。英語ではbroker(ブローカー)と訳されます。日本でブローカーと言うと中間マージンを搾取するような業者と受け取られがちですが、貿易上はとても重要で便利な業者です。このような知識を元に、海外の製品の見積もりをするわけです。
貿易については、添付写真の本で勉強しましたが、今同じ本があるかわかりません。
日本の出先機関であるICC JAPANのホームページは
http://www.iccjapan.org/
ここでいろんな本が探せると思います。













